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SONY SCD-XA777ES [オーディオ]


プレーヤーの選択に悩んでいる内に増殖し、ついにSACDマルチ機までをも中古で手に入れてしまう。こいつはSONYが2001年に発売したSCD-XA777ES。オープンプライスながら当時の実売を考えると定価25~30万円クラス。ESOTERICのCD機X-25、marantzのユニバーサル機DV-12S2と、これで種類の違う30万円クラスのプレーヤーを3台持つ事となる。


大きなRコアトランスをデジタル・制御系とオーディオ系に2台分離して搭載。コンデンサはメーカーを限定せずシルミックやfine goldそしてX-PROと、比較的質の良い物がふんだんに使用されており中身ぎっしり。サイドパネルも肉厚のアルミで、このクラスともなると投入されている物量もかなりの物。


この機種はSACDマルチ再生の為の6ch分のDACを搭載しながら、2ch再生時にはそれらを合成して残り4chを無駄にしないトライ・パワーD/Aコンバーターシステムってのを採用。縦を向いた3連の基板各々に2chのDACを搭載し、マルチ再生時には変換した信号をそのまま後ろのマルチチャンネル出力へ、2ch再生時には下の基板に集約してから2ch専用の端子で出す・・・ようだ。ここにもシルミックが大量に使われている。



音は高解像でかなり細やか。その割に耳触りの良い柔らかさも兼ね備えている。空間表現が巧みでちりばめられた音を耳で拾いに行くような聴感の心地良さがある。ただ、特にS/Nに優れている、と言った感じの研ぎ澄まされた音ではない。低域も柔らかい割に音階表現がしっかり出来ているのでかなり自然。手に入れた当初は「霞み」みたいな物を感じたが、慣れたのか最近は気にならなくなった。

で、手持ちの他のプレーヤーと比較してどうかと言えば・・・。X-25は輪郭をキッチリと描き「構築している」と言った音の雰囲気でS/Nも良い。楽器の生々しさはこのプレーヤーが最上。うちではバランス接続出来るので、アンプを生かすという意味でもX-25が最良。DV-12S2はかなり落ち着いた音調。締まり気味で距離を感じさせる細めの音ながら、しっかりと低域も出ているので音に安定感がある。それとどんな音楽を聴いてても耳障りな音を出さないしっとりとした大人のプレーヤー。

結局は3台ともかなり音が違う。CDはX-25、SACDはXA777ESが良くて(好きで)、DVDに至っては12S2でしか観れません。つまり置く所無いくせに今の所3台とも必要。

で、こいつはaikoのSACDを聴くための「エー・アイ・ケー・オー・プレーヤー」と化してます。


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